妊婦さんが処方される漢方薬 当帰芍薬散 安心マタニティ・ニュース バックナンバー

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安心マタニティ・ニュース バックナンバー 2014.04.25

 vol.33 【妊婦さんが処方される漢方薬】
こんにちは。プレママサポート鍼灸院の足立です。

今回の安心マタニティ・ニュースのテーマは芍薬です。
当帰芍薬散には芍薬が含まれる
【芍薬の花・この芍薬は観賞用の品種】

芍薬の根の部分は生薬として使われます。

芍薬は血に対しての効能を強く持つので、
婦人科系の漢方薬によく使用される生薬なのです。

もちろん、妊婦さんに処方される漢方薬の中にも
この芍薬が使われることがあります。

妊婦さんが服用しても大丈夫な漢方薬って、気になりませんか?


『漢方薬って、本当に効くの?』

『病院で出されたけど、どんな効果があるの?』

・・・などなど


気になることがたくさんあると思います。

妊婦さんに処方される漢方薬の代表的なものに
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)があります。

まずはこの当帰芍薬散について紹介しましょう。

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★ 妊婦さんが処方される漢方薬 ★
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当帰芍薬散が有効とされる症状

この当帰芍薬散が適応する症状を調べてみると、次のように説明されています。

疲れやすく、足腰の冷えやすい人に向いている

とのこと。さらに次のような症状にも適応するそうです。


  貧血
  倦怠感
  更年期障害
  月経不順、
  月経困難、
  不妊症
  妊娠中の諸病…


“妊娠中の諸病”とあいまいな表現がありますので、
もう少し具体的に書きましょう。

  浮腫
  腹痛
 
  習慣性流産・・・といった症状が含まれます

いわゆる妊娠中のマイナートラブルもこの諸症状に含まれます。

なぜ当帰芍薬散がこのような症状に有効なのでしょう?
その効能の理由について紹介します。


当帰芍薬散に使われる生薬

当帰芍薬散には6種類の生薬が配合されています。 

妊婦さんに処方されることが多い当帰芍薬散

【上は実際の当帰芍薬散の写真】
6種類の生薬を粉末状にしてあります。

当帰(とうき) 芍薬(しゃくやく) 川芎(せんきゅう)
茯苓(ぶくりょう) 朮(じゅつ) 沢瀉(たくしゃ)

合わせて6種類の生薬が含まれています。


これら6種類の生薬の力が合わさることで…
【良質の血液を補給し、血行を良くする作用】
という効能を発揮します。

さらに【水の排出を促し、余分な水の停滞を防ぐ】
と、このような作用も併せて持っています。

“血の質を高め、水の停滞を減らす”

妊婦さんにとって必要な効能を2つも持っているため、
当帰芍薬散は、妊婦さんにピッタリの漢方薬と言えるのです。

なぜ妊婦さんの血と水を良くすることが大切なのか?
それは以下の理由になります。

◆妊婦さんの体質 -血と水の視点から-

妊婦さんは常に血液を必要としています

胎児の発育・成長させるためには、
血液による栄養供給は無くてはならないことです。

しかし現実には日々 血中の酸素や栄養は消費されるため
血液の質は悪くなりがちです。

妊婦さんは2人分の血中の酸素・養分が必要ですから
血液の質・量ともに低下しやすく、そのために様々な症状があらわれます。

例えば“こむらがえり”などがその典型ですね。

筋肉に十分な栄養を送ることができず、
さらに老廃物を回収できず、筋肉に蓄積した時に、“こむらがえり”が起こります。

このような“血行と血液の質が悪い”状態を
体質から改善するのが 当帰 芍薬 川芎のはたらきです。


妊婦さんは水分の代謝が低下します

妊娠時は、体質的に水の流れが極端に悪くなります。
その理由はいくつかあります。

1つは『血液の巡りが悪くなること』
血流が“胎盤・胎児へ集中する”ことで、
身体全体の血行のバランスがかたよります。

2つめに『運動量の低下』
安静にする時間が増え、運動量は減少しやすくなります。
その結果、水の巡りが悪くなります。

3つめに『子宮が大きくなること』
この結果、動脈や静脈が圧迫を受けて血流が悪くなり、
下半身、四肢末端への水分の巡りも悪くなります。

4つめ 大きくなった子宮が膀胱・腎臓を圧迫する
このため、水分の排出=排尿にも影響を与えます。

『妊娠してから、尿の回数や量に変化が起こった…』
そんな妊婦さんも多いですね。

その結果として、水分代謝の悪化傾向…といった体質に変わってしまいます。
これを水毒体質と言います。

水毒に対しては、残りの生薬が力を発揮してくれます。

“茯苓 朮 沢瀉”これらの生薬は利水作用を持っているので、
“むくみ”や“つわり”を軽減させることができるのです。


【血液の質・血流】と【水分の代謝・水の巡り】

これは妊娠中に限ったことではありません。

月経・妊娠・出産・授乳そして閉経・・・と、
血液を消耗させ、水分の代謝に波を起こす…

このようなライフサイクルと切り離せないのが女性の体質と言えます。

このような体質の特徴から見ても、
当帰芍薬散は、女性に処方されることが多い漢方薬といえるのです。


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