妊娠中期の養生法
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大昔から伝わる安産のための古代産科学
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近代医療が発達する前から、私たちは命を育み、子どもを産み、育ててきました。
医療が発達してなかったから、といって、何も知識がなかったわけではありません。
古来より東洋医学の産婦人科が綿々と伝えられていたのです。
ここでは、平安時代から伝わる東洋医学の妊娠中の心得を紹介しますね。
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【妊娠5ヶ月の養生法】 |
妊娠5ヶ月の頃は・・・
胎児の気の流れ・働きが本格化します。
妊婦さんはの一日の過ごし方は・・・
朝は早起きでなくても構いません。
ゆったりと過ごすことが吉。
早く寝て、たっぷり寝るくらいが良いのです。
頻繁に外出することは控えめに。
イメージするならば・・・
“冬眠”するような過ごし方が良いでしょう。
この頃には、胎児の四肢が形成されます。
極端に空腹状態になったり、
反対に、水分を摂りすぎてもいけません。
また、乾燥した物を摂取することも好ましくないとされています。
米・麦を食するのが良いでしょう。
そして、もうひとつ!
疲労を重ねることをしてはいけません!
この月齢の経絡(ツボの通り道)の働きは
足の太陰脾経の脈が胎児を養っています。
ですから、この太陰脾経のツボには
強刺激の鍼灸をしてはいけません。
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【現代に活かす古代の妊娠養生法】
⇒このツボに繊細に治療するべし!!
妊娠5ヶ月の妊婦さんは、足太陰脾経のツボが重要な働きをしています。
この太陰脾経を傷つけるような“強い刺激を与える治療”は控えてください。
繊細な鍼の刺激を行うことのできる熟達の先生を選ぶと良いでしょう。
また、脈診を行い妊婦さんのコンディションをしっかりと把握できる先生なら、
安心して治療を受けることができます。
⇒冬眠のような生活もアリ!?
早く寝て、朝はゆっくり目に起きだす…早寝遅起きの生活が基本です。
インドアな生活を過ごすのがこの時期の理想。
イメージするなら、冬眠中の熊(クマ)です。
冬眠することで、お産の力を蓄えるのです。
⇒食生活の注意点!
この時期に気を付けたいのは、極端なことをしないこと!
食べ過ぎない。
飲み過ぎない。
ダイエットしすぎない。
疲れすぎない
以上のことに注意してくださいね!
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【妊娠6ヶ月の養生法】 |
妊娠6ヶ月の頃は・・・
胎児の筋肉が発達します。
他にも、口や目といった感覚器官が形成されます。
お母さんは、 できるだけ外出して、走る犬や馬を見るようにしましょう。※1
また、五味※2を調えることが大事です。
中でも、良質の甘味を摂ると良いでしょう。
しかし、食べ過ぎには注意です。
この月齢の経絡(ツボの通り道)の働きは
足の陽明胃経の脈が胎児を養っています。
ですから、この陽明胃経のツボには
強い刺激の鍼灸をしてはいけません。
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≪現代に活かす古代の妊娠養生法≫
このツボには繊細に治療するべし!
妊娠6ヶ月の妊婦さんは、足陽明胃経のツボが重要な働きをしています。
この陽明胃経を痛めるような“強い刺激を与える治療”は控えてください。
インドア派からアウトドア派へ・・・!
5ヶ月の注意点から一転して、外出することを奨励しています。
動くものを見る…妊婦さんは激しい動作を行うことができないため、
アクティブな物を見ることが、発散法のひとつになります。
※1・・・1000年前の当時では、馬や犬といった動物になりますが
今の時代にある“動くもの”となると、映画や演劇といったものになりますね。
おなかの中の赤ちゃんにとっても“胎教”に繋がりますね。
甘いものがおススメ!?
甘いものとはいっても良質のものに限られます。
質の良いハチミツ・黒砂糖などがおススメです。
もちろん、食べ過ぎには要注意です。
※2・・・五味(ごみ)とは…酸味・苦味・甘味・辛味・塩味のことを言います。
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【妊娠7ヶ月の養生法】 |
妊娠7ヶ月の頃は・・・
胎児の骨の発育がピークを迎えます。
軽い運動を行い、気血の流れを促してください。
屋内で過ごすときは暖かくし、
決して冷やさないようにしてください。
冷たい飲食も控えるのがベター。
つねに温かい米食を中心にして、
身体の恒温機能を活性化してください。
薄着は控えましょう。
また、大声を出したり、しゃべり過ぎも
良くありません。
他にも、悲しむようなことも避けてください。
この月齢の経絡(ツボの通り道)の働きは
手の太陰肺経の脈が胎児を養っています。
ですから、この太陰肺経のツボには
強い刺激の鍼灸をしてはいけません。
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≪現代に活かす古代の妊娠養生法≫
このツボには繊細に治療するべし!
妊娠7ヶ月の大切なルート(経絡)は手にあります。
手の太陰肺経という経絡が大切なルートです。
この太陰肺経を痛めるような“強すぎる治療”は控えてください。
冷えには要注意!
室温・服装・飲食物・・・すべての面で“冷えから身を守る時期”です。
お米の食事をメインにしてください。
五穀(麦・黍・粟・稲・豆)の中でも、
お米は皮膚や肺の機能を助ける作用を持っています。
声にも注意が必要!?
意外な注意ポイントが“声”です。
たとえば、ストレス解消!とばかり、カラオケで喉(のど)を使いすぎたり、
長電話などの話しすぎも控えた方が吉です。
というのも、声の出し過ぎや長時間の発声は、
肺(=呼吸器系)を疲れさせてしまうのです。
肺の経絡が重要な働きするこの時期ならではの養生法といえますね。
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